給与額?休日日数?転職先の企業を選ぶ時に忘れてはいけない転職条件とは?

管理人ミチオ

  • 給与が低い
  • 職場の人間関係が悪い
  • 仕事内容が自分のやりたいことではない

転職理由は人それぞれ異なりますが、転職先の企業に「今の会社で得られないもの・不満の解消」を求めることは、全ての転職者に共通しています。

この記事では、転職先の企業を選ぶ時に「忘れてはいけない条件」について紹介しています。

これから転職をする予定の人や、現在転職活動をしている人は、ぜひ参考にして下さい。

目次

転職先を選ぶ時の条件とは?

下のグラフは、転職を考えた理由を表したものになります。

「en人事のミカタ 採用時に押さえるべき転職者のホンネ [2017年版] 転職者心理」より

給与額や休日日数、会社の将来性など、多くの人は「今の会社で得られないもの・不満を感じているもの」を解消することが、転職先の企業を選ぶ時の条件になります。

転職先の企業を選ぶ時の条件は、大きく分けて次の2つになります。

労働条件

給与額や休日日数をはじめとした労働条件が、転職先の企業を選ぶ時の条件になります。

  • 「今の会社の給与では足りない」→「もっと給与のいい会社に転職したい」
  • 「休日日数が足りない」→「土日祝日休みの会社に転職したい」
  • 「残業が多い」→「残業が月5時間以内の仕事に転職したい」

労働条件の多くが、今の会社で働いている限り「得られないもの・不満を感じるもの」となるため、転職先の企業に求める条件もはっきりとしたものになります。

労働環境

転職先の企業に求めるもう1つの条件として、職場の人間関係や雰囲気、社風といった労働環境があります。

  • 「上司とうまくいかない」→「上司に悩まされない会社に転職したい」
  • 「成果主義の会社で職場の雰囲気がピリピリしている」→「アットホームな雰囲気の会社に転職したい」
  • 「体育会系のノリについていけない」→「落ち着いた雰囲気の会社に転職したい」

職場の人間関係や雰囲気、社風といった、働く環境への不満から転職を考える人もいます。

しかし、労働環境の内容を見ると、労働条件のように求人票から分かるものではなく、実際に働いてみて初めて分かるものが多いことが分かります。

転職先を選ぶ時に忘れてはいけない条件とは?

転職先を選ぶ時の条件には、労働条件と労働環境があり、労働環境は転職前に知ることが難しことが分かりました。

この2つの条件が転職先を決める時の大切な条件であることは間違いありませんが、もう1つ転職先の企業を選ぶ時に大切な条件があります。

転職先企業の「成長段階」を把握する

現在、大手と言われている大企業も、昔は小さな会社からスタートしています。

世の中にある全ての企業は、創業してから大きく発展していくまで、必ずどこかの成長段階にいます。

会社の成長段階は、大きく分けて次の4つに分けることができます。

  1. 草創期
  2. 拡大期
  3. 多角期
  4. 変革期

会社の成長段階によって、会社が「求める人材」も大きく変わっていきます。

成長段階 求められる人材
草創期
  • 即戦力となる同志的人材
  • トップと夢やビジョンの今日感度が高く信頼できる人
拡大期
  • 推進力と人望のある現場マネージャー
  • 経理・人事・総務などの管理部門業務に詳しい人
多角期
  • 事業の多角化を進められる企画力・分析力がある人
  • マーケティング知識のある人
変革期
  •  変革に向けた新たな取り組みに対応できる構想力、分析力に優れたミドルクラスの人材

森本 千賀子「リクルートエージェントNO.1営業ウーマンが教える 社長が欲しい「人財」!」大和書房 より引用・修正

マーケットの拡大などスピードを求められる拡大期は、新たな企画を生み出す人より、少しでも販路を拡大できる営業力のある人が求めらます。

そのため、いくら企画力のある人が拡大期の企業に応募しても、企業が求めている人材ではないため、思うように内定が得られないことがあります。

このように、企業の成長段階によって求められ人材が大きく異なるため、転職先の企業を選ぶ時は、労働条件と労働環境に加えて、企業の成長段階も転職条件として意識しておくことが大切になります。

自分に合った条件の会社へ転職するための方法

転職先の企業を選ぶ時は「労働条件」「労働環境」「企業の成長段階」の3条件を意識することで、前職で感じていた不満を解消できるだけでなく、自分が身につけた経験を生かせる企業に出会うことができます。

しかし、転職先の企業が本当に必要としている人材がどのような人なのかを知ることは、簡単なことではありません。

求人票の募集要項に書かれているスキルや資格などから「労働条件」や「求められている人材」はある程度知ることはできます。

しかし、先ほど紹介した職場の人間関係といった「労働環境」や、採用担当者や企業の上層部など、内定を最終的に決める人が「本当に求めている人材」を転職前に知ることは、ほぼ不可能になります。

そのため、転職者が会社に求めるものと、会社が転職者に求めるものとのギャップによって内定が得られないだけでなく、たとえ内定が出ても双方のミスマッチにより転職を後悔する可能性が高くなります。

このような転職前後のギャップを防ぐためにも、転職エージェントを利用した転職活動をおすすめします。

転職エージェントは、転職者であるあなたと企業の間に入って、転職活動の調整をしてくれる転職サービスになります。

転職エージェントを利用する主なメリットとデメリットには、次のようなものがあります。

転職エージェントのメリット・デメリット
メリット
  • 転職希望を伝えた求人を探してくれる
  • 給与などの条件交渉をしてくれる
  • 自分の市場価値が分かる
  • 履歴書、職務経歴書の添削で書類選考通過率が上がる
  • 模擬面接を通して企業業別の面接対策ができる(過去の面接で聞かれた質問内容や答え方の確認等)
  • 転職前に転職先の情報が分かる(職場の雰囲気や人間関係、本当の残業時間等)
  • 全てのサービスが無料
デメリット
  • 自分に合わない転職エージェントを選ぶと足手まといになる
  • 担当者によってサービスにばらつきがある
  • 企業の方だけを向いたブラック転職エージェントもいる

転職エージェントを利用することで、転職先の企業が本当に求めている人材を転職前に知ることができます。

そのため、転職者が生かしたい経験と企業が転職者に求めている経験のミスマッチを防ぐことができ、双方にとって満足できる転職活動・採用活動をすることができます。

また、自分1人で転職活動をする時には知ることが難しい転職先の「人間関係」や「職場の雰囲気」といった転職先の生の情報を、転職エージェントを通して知ることができます。

そのため、自分が一緒に働くことになる上司がどのような人なのか、または一緒に働く同僚は何人いて、どういう人なのかといった転職先の生の情報を転職前に知ることができるため、転職前後のギャップが小さくなることで転職の失敗や後悔を防ぐことができます。

このように、転職エージェントを利用すれば全ての転職活動がうまくいくように思えますが、デメリットにも書いたように、転職エージェントでは利用する転職エージェント転職サポートをしてくれる担当者によって、転職結果に大きな違いが生じることになります。

担当者に関しては転職者との相性もあり、実際に面談を通して転職サポートを受けるまでは分からない部分も現実問題としてあります。

しかし、利用する転職エージェントを間違えた場合、無理に求人を押し付けられてしまうなど、転職サポートどころか転職の大きな妨げになる可能性もあります。

転職エージェントの人材紹介業は、転職を成立させることによって初めて、企業側から紹介料を受け取ることができる「成功報酬型」のビジネスとなっています。

そのため、転職エージェントは企業からもらう紹介料を元に運営されることになるため、転職者は全てのサービスを無料で受けられる仕組みになっています。

しかし、この企業から支払われる紹介料は、一般的に転職者の年収の30%前後と言われており、転職の成立件数を増やし、転職者の年収が高ければ高いほど、受け取る紹介料も多くなります。

そのため、転職エージェントの中には転職者の希望を十分に聞かず、無理に転職をさせようとするようなブラック転職エージェントも存在しているため、注意しながら利用する必要があります。

しかし、そのブラック転職エージェントはブラック企業と同じく、実際に利用しなければ分からないことも多いため、名前をあまり聞いたことがない転職エージェントではなく、利用実績のある大手転職エージェントの中から選ぶことをおすすめします。

このように、転職エージェントを利用する時には「転職エージェント選び」が重要な鍵になりますが、一口に転職エージェントと言っても、大手の転職エージェントから地元に根ざした転職エージェントまで、全国に約18,000事業所の転職エージェントがあります。

そのため、利用する転職エージェントによって紹介してもらえる求人内容求人数はもちろん、受けられる転職サポートの内容や質も大きく変わることになります。

私も14回の転職を通して様々な転職エージェントを利用しましたが、利用する転職エージェントによって、自分が希望している転職条件が同じにも関わらず、紹介してもらえる求人が全く異なる時にはともて驚きました。

様々な転職エージェントがある中で、私が実際に利用しておすすめの転職エージェントはリクルートエージェントになります。

他の転職エージェントに比べてリクルートエージェントが良かった点は、次の4点になります。

  1. 求人数の多さ
  2. 転職前に転職先企業の内側が分かる
  3. 担当者の変更が柔軟
  4. 面接対策に強い

1.求人数の多さ

リクルートエージェントは、他の大手転職エージェントに比べて求人数が圧倒的に多くなっています。

下のグラフは大手転職エージェントの求人数を比較したものになりますが、リクルートエージェントの求人数が圧倒的に多いことが分かります。

※2018.1.13時点

このように、多くの求人の中から紹介してもらうことで、自分に合った求人に出会える確率を高めることができます。

また、グラフの求人内容を見てみると、非公開求人が求人全体の約80%を占めています。

この非公開求人はその名の通り、一般の転職サイトには公開されていない非公開の求人となります。

企業が求人を非公開にする主な理由には、次のようなものがあります。

  • 急な退職者など、すぐに人材が必要な場合
  • 会社の事業戦略に関わるようなピンポイントの人材が欲しい場合
  • 大量の応募者による採用手続きの手間を避けたい場合
  • 採用活動を知られたくない場合

このように、企業が非公開で求人を募集することにより、ピンポイントの人材募集や採用活動の効率化ができるなど、企業側には様々なメリットがあります。

そのため、非公開求人は求人数も多く条件のいい求人も数多く存在します。

さらに、非公開求人はリクルートエージェントに登録しなければ見ることができないため、誰もが見られる公開求人と比べてライバルの少ない求人の中から、自分に合った求人を探すことができます。

2.転職前に転職先企業の内側が分かる

リクルートエージェントでは、求人票には書かれていない会社の内側が書かれたAGENT Reportを見ることができます。

AGENT Reportには、エージェントから見た企業の特徴や企業で活躍する人材、仕事のやりがいから働く環境まで細かく書かれており、選考のポイントまで書かれています。

「AGENT Report」より

また、AGENT Reportには良いことばかりではなく、仕事で求められていることや身につけなければいけないスキルも書かれています。

「AGENT Report」より

そのため、1人で転職活動をしている時には知ることが難しい建前ではない、実際の仕事内容や職場の人間関係といった現場の生の情報をAGENT Reportから知ることで、転職の後悔に繋がる転職前後のギャップを小さくすることができます。

3.担当者の変更が柔軟

リクルートエージェントは合計すると2回利用しましたが、最初に利用した時の担当者(O.Hさん)は転職者目線で、本当に細かい点まで転職サポートしてくれました。

なぜ転職するのかといった転職動機の確認に始まり、今度の転職で実現したいことの確認から、面接対策・応募書類対策といった具体的なアドバイスなど、一緒に転職活動を進めている感覚を持ちながら、転職サポートをしてもらうことができました。

しかし、2回目に利用した時の担当者(K.Kさん)は、全ての対応が事務的な方でした。

担当者のK.Kさんは、転職者であるこちらの転職希望も十分に聞かず「ただ求人を紹介するだけ」という転職サポートで、淡々と求人を紹介されるだけでした。

正直、自分1人で仕事を探した方がマシだと感じることもありました。

私はリクルートエージェントを2回しか利用していませんが、担当者の当たりはずれがある転職エージェントであることを感じました。

この時、私はどうしても担当者のK.Kさんと合わなかったので、担当者を変更してもらうようにお願いしました。

すると、お願いした翌日には対応してくれて、すぐに担当者を変更してもらうことができました。

このように、リクルートエージェントには担当者の当たり外れはありますが、これに関してはどの転職エージェントにもある問題となります。

担当者が合わなかった点は不満に感じた点ですが、担当者が合わなかった時に、すぐに担当者を変更してくれる柔軟な対応は、リクルートエージェントを利用して良かった点です。

管理人ミチオ
担当者を変更してもらうことは少し気まずいですが、リクルートエージェントはメール連絡担当者を変更してもらうことができます。

先ほども紹介したように、転職エージェントを利用する時には担当者との相性はとても大切で、転職活動の成否にも大きく影響します。

どうしても担当者と合わない時は、遠慮せずに変更してもらうようにしましょう。

リクルートエージェントの担当者変更は、こちらからできます → 問い合わせ

※担当者の変更をお願いする時は、ただ変更をお願いするだけでなく、今まで転職サポートをしてもらったお礼もしっかりと伝えるようにしましょう。

私は「別の担当者の視点でも求人を探したい」という理由で、担当者変更のお願いをしました。

4.面接対策が強い

リクルートエージェントを利用して良かった4点目は「面接対策の強さ」です。

リクルートエージェントの主な面接対策には「キャリアアドバイザーとの模擬面接」「セミナー」の2つがあります。

模擬面接では、面接本番の雰囲気の中でシミュレーションをすることができ、担当者から具体的なアドバイスをもらうこともできます。

リクルートエージェントの模擬面接はおすすめ?利用者の体験談を紹介します!

また、面接対策のセミナーとして、都内では毎日開催されている「面接力向上セミナー」があります。

面接力向上セミナーは、セミナーを受講した人の面接通過率が35%UPし、受講者の99%がセミナーの内容を「大変満足」「満足」と回答している、セミナーの受講効果と満足度が高いセミナーとなっています。

※「リクルートエージェント 公式HP」より

セミナー内容が、面接をする意味から面接本番の具体的な行動まで「面接をトータルに考えるセミナー」となっているため、面接前の準備から面接本番で注意するべきことが具体的に分かるだけでなく、面接に臨む意識そのものを変えることができるセミナーとなっています。

もう面接は怖くない!?リクルートエージェントの面接力向上セミナーに行ってきました!

このように、リクルートエージェントでは、キャリアアドバイザーによる模擬面接やセミナー受講を通して、面接対策に取り組むことができます。

この4つのポイントによって、短い転職期間で確実に転職先を決められることからおすすめできるリクルートエージェントですが、利用する時の主な流れは次のようになります。

「リクルートエージェント HP」より

リクルートエージェントを利用するためには、まず申し込み(無料登録)をする必要がありますが、登録はほとんどが選択方式となるため、5分ほどあれば多くの方が登録を終えることができます。

この5分間の手間をかけるだけで、16万件以上のライバルの少ない求人の中から自分に合った求人を紹介してもらえるようになり、面接対策も強化することができます。

登録時に入力する項目と手順を下のスライドと表にまとめましたので、登録する時の参考にして下さい。

入力項目は同じですが、スマートフォン用のスライドも作成しましたので、参考にして下さい。

パソコン用

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※画面のBack/Nextを押すと、写真をめくることができます。

スマートフォン用

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※画面のBack/Nextを押すと、写真をめくることができます。

全ての項目を入力すれば、登録完了となります。

登録後は担当者から連絡がありますので、面談日を決めた後は「面談」「求人紹介」と転職サポートが進んでいきます。

転職エージェントを利用することで、転職前に転職先企業の内側を知ることができるため、転職の後悔や失敗を防ぐことができます。

しかし、どんなにいい転職エージェントを利用しても、転職するのはあなた自身です。

「1年後や3年後にどのような自分になっていたいのか」という、未来の自分の姿を想像しながら、自分が今やるべきことを考えてみて下さい。

転職エージェントをうまく利用しながら転職活動を進めていき、あなたが自分らしく働ける仕事に出会えることを願っています。公式サイト:リクルートエージェントを利用する(無料登録)

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