このように、これまでの書類選考や面接を乗り越えて最終面接までたどり着いた人の中には、気の緩みが出ている人はいないでしょうか?
この記事では、最終面接で落とされた私の経験を含めて、転職活動における最終面接の突破方法を紹介しています。
転職成功目前の最終面接まで来た人は、ぜひこの記事を読んでみて下さい。
最終面接は顔合わせ?転職における最終面接の役割とは?
人事担当者や自分の上司となる人が行う一次面接や二次面接と異なり、最終面接は役員や社長をはじめとした、会社の中心となる人を相手に行うことになります。
最終面接の役割には、どのようなものがあるのでしょうか?
一次・二次面接と最終面接の違い
転職活動で複数回行われることになる面接ですが、一次・二次面接と最終面接には、主に次のような役割の違いがあります。
確認事項 | 一次・二次面接 | 最終面接 |
スキル | ◎ | △ |
人間性 | ◎ | ◎ |
長期的な将来性 | ○ | ◎ |
人事担当者や部署の上司となる人が行う一次・二次面接は、主にその人が転職後に仕事をしていけるのかといった実務面や、一緒に働く上での相性といった人間性をみていくことになります。
一方、最終面接は、人間性を見ることはもちろん、今後会社の中心となって働いていけるのかという、経営者の視点から将来性みていくことになります。
そのため、最終面接で転職者の将来性や人間性が自分の会社が求めている人材ではないと、面接官である役員や社長が判断した場合、一次・二次面接と同じように落とされることになります。
このように、最終面接は社長や役員と顔合わせをするだけのセレモニーではなく、一般的な通過率が30%から50%と言われてるように、半数近くの人が実際に落とされる面接となります。
最終面接で落とされた私の話
ある、IT関連の企業へ経理の仕事で転職活動を行なっていた時、書類選考から一次・二次面接を通過し、最終面接まで進んだことがありました。
正直に言うと、その時の私は最終面接が会社役員など、会社の中心となる人と挨拶をする顔合わせのような場だと、頭のどこかで考えていました(かなり甘い考えでした、、、)。
そのため、一次、二次面接の時は、どのような質問をされるのかといった、十分な面接対策をしましたが、最終面接は顔合わせの場と考えていたことや、どんな質問がされるのかよく分からないこともあり、特別な対策をせずに本番に臨みました。
最終面接の本番では、社長や専務といった合計3人との面接になり、ただでさえ面接で緊張する私は、いつも以上に緊張しながら面接を受けることになりました。
緊張のため、全ての質問は覚えていないのですが、終盤に社長からされた
「これからうちで定年までの30年以上働けるの?」
という、ボソッとした声の質問をされたことは、今でもハッキリと覚えています。
その時、私はその会社で定年まで働くことは正直考えていなかったので、一瞬間を置いてから
「はい、あります」
と、上辺だけの嘘の返事をしてしました。
その返事を聞いた社長は
「はい、分かりました」
と口では返事をしていましたが、私の嘘を見透かしたような、なんとも言えない表情をしていました。
最終面接をすることになる役員や社長は、普段から様々な人と会う機会も多くあり、人の表情や気持ちを読み取る力に長けている人が多くいます。
私のついた中途半端な嘘などは、すぐに見破られてしまうことになります。
その答えが直接の原因かどうか確かなことは分かりませんが、後日、私は顔合わせの場のように甘く考えていた最終面接を受けた後に、不採用の通知を受け取ることになりました。
最終面接を通過するための3つのポイント
最終面接が役員や社長とのただの顔合わせの場ではなく、実際に落とされることがあることを、私の例を通して紹介しましたが、最終面接を通過するためにはいくつかのポイントがあります。
そのポイントの中で、特に重要となる3つのポイントについて紹介しますので、これから最終面接を受ける人は参考にして下さい。
身だしなみ、ビジネスマナーに気をつける
全ての段階の面接にも言えることですが、身だしなみやビジネスマナーには十分気をつける必要があります。
最終面接を行う社長や役員には年配の人が多く、話し方や身だしなみといった、ビジネスマナーを特に気にする人が少なくありません。
今までの面接と比べて特別なことをする必要はありませんが、清潔な身だしなみはもちろん、入室前の挨拶やハキハキとした受け答えなど、身だしなみやビジネスマナーには十分気を配る必要があります。
最終面接特有の質問に熱意をもって答える
役員や社長といった会社の中心となる人からされる質問には、一次・二次面接とは違った意味合いがあります。
私が最終面接で落とされた原因と思われる、その会社で働くことの覚悟を問うような質問は、最終面接において、大きな意味があります。
嘘をつく必要はありませんが、全ての質問に対して、自分がどれだけその会社で働きたいのかという熱意を、最終面接ではしっかりと伝えることが大切になります。
入社後の将来の姿を伝える
一次・二次面接と最終面接の違いでも紹介したように、最終面接では、経営者の視点から転職者の将来性を特に注意してみることになります。
そのため、入社後に会社でどのような働きをしたいのかという「将来の自分の姿」をはっきりと伝えられるようにしておくことが大切になります。
伝える期間は2年や3年後の自分の姿だけでなく、10年後といった長期のヴィジョンも伝えられるようにしておくことで、よりはっきりと自分の将来性を伝えることができます。
最終面接の具体的な対策方法
最終面接を通過する上で大切な3つのポイントを紹介しましたが、具体的に最終面接の対策を考えた時には、何をすればいいのか迷ってしまう人も少なくありません。
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