しかし、いざ志望動機を書こうとすると、どのように書けばいいのか迷ってしまう人も少なくありません。
サイト上には、職種ごとの細かな志望動機の書き方や例文が溢れていますが、その例文をそのまま自分に当てはめれば、面接官に響く志望動機を作成することができるのでしょうか?
この記事では、職種に関係なく、志望動機を書く時に意識すべき3つのポイントについて紹介していますので、志望動機の書き方に悩んでいる人は、是非この記事を読んでみて下さい。
この記事を読んで、転職先の企業に少しでもあなたの魅力が伝わる志望動機を書くことができれば、嬉しく思います。
志望動機の書き方が分からない原因とは?
多くの人が悩むことになる志望動機の書き方ですが、なぜ志望動機を書くことが難しくなる原因には、何があるのでしょうか?
正解がない
志望動機を書くことが難しくなる原因として、志望動機に正解がないことがあります。
なぜその会社で働きたいのかは、当然、転職者1人1人に違った志望動機がります。
そのため「この業界・職種・企業にはこの志望動機」という正解がないことが原因で、どのように志望動機を書いていいのか悩むことになります。
志望動機として言いにくい
転職したい志望動機が
- 家から近い
- 土日祝日休み
- ボーナスが多い
- 求人をみていて、なんとなく良いと思った
このような理由から、転職先の企業を選ぶ人もいるはずです。
しかし、このような志望動機を応募書類や面接でそのまま伝えることはできません。
しかし、なぜその企業を選んだのかを考えても他に理由がなく、志望動機を書くことに悩むことになります。
志望動機の書き方が分からない人が、志望動機を書く時に意識すべき3つのポイント
志望動機の書き方が分からない原因には、志望動機の曖昧さが大きく影響していることが分かりました。
この曖昧な志望動機を書く時に、どのような点に気をつけながら志望動機を作成していけばいいのでしょうか?
面接官の立場になってみる
記事の冒頭でも紹介したように、志望動機には正解がないため、どのように志望動機を書けば良いのか迷ってしまう人も多くいます。
- 箇条書きでいいの?
- 文字数はどれくらい?
正解がないため、悩み出すときりがなく、ドンドン泥沼にはまっていきます。
このような人は、面接の場をイメージしながら志望動機を書いてみて下さい。
志望動機は、応募書類だけでなく、面接でも必ず聞かれることになります。
その面接の場で、面接官があなたに志望動機を質問する時に、どのようなことを面接官が知りたがっているのかを想像してみて下さい。
数ある企業の中から自分の会社に申し込んでもらった企業側としては
「何でうちの企業を選んだんだろう?」
この一点が、面接官が一番知りたいことになります。
これが正に転職者側からすると志望動機になりますが、その志望動機が冒頭で紹介したいように
- 家から近い
- 土日祝日休み
- ボーナスが多い
- 求人をみていて、なんとなく良いと思った
このような理由で転職先を選んだ場合、どのように志望動機を伝えればいいのか迷ってしまうことになります。
このような志望動機をそのまま伝えることはできませんが、仮にそのままの志望動機を面接官に伝えた場合、どうなるでしょうか?
「うちではなく、他の会社でいいのでは?」
面接官の人がこのように思うことが想像できないでしょうか?
では、こう思われないためにするためには、どうすればいいのでしょうか?
面接官が、なぜ多くの企業の中から自分の会社を選んだのかを聞いてくる裏には
「採用した場合、自分の会社であなたは何をやってくれるのか?」
という期待が隠されています。
そのため
「自分が転職した場合、あなたの会社にはこんなに良いことがありますよ」
ということを、企業にアピールすることができれば、そのアピール内容を面接官が判断し、自分の会社にそのアピールしたものが必要と判断すれば、自然と採用されることになります。
このように書くと、次のように考える人もいます。
「自分には、何もアピールするような実績や資格が何もない」
しかし、アピールすることは、必ずしも今までやってきた事に縛られる必要はありません。
例えば、あるパン屋さんに転職をしたい人の場合を考えてみて下さい。
転職者が今までパン作りの経験がない人の場合、パン屋さんに転職することはできないでしょうか?
もし、転職者に次のような経験や行動があった場合でも、パン屋さんに転職できる可能性は全くないでしょうか?
- 面接の時に自分でパンの新しいメニューを10個考えて、試作品を持っていく
- 接客販売の経験が3年ある
このような2つの経験や行動がある場合、採用するパン屋にとっても大きなメリットがないでしょうか?
「この人を採用した場合、接客経験も生かせるけど、パン作りの方もいろんなアイデアをを出して頑張ってくれそうだな」
そんな期待を持つパン屋さんはいないでしょうか?
今までの経験ももちろん大切ですが、それ以上に、採用した後に自分の会社でどのような働きをしてくれるのかを面接官はみています。
その期待を感じさせる志望動機を伝えることが大切になります。
実際に行動する
先ほど挙げたパン屋さんの例で言うと、もし本当にパン屋さんに転職したいと思った場合、自然とそのパン屋さんに通うことにならないでしょうか?
また、先ほどの試作品作りのように実際に自分でパンを焼いてみたりと、自分が本当に「転職したい・働きたい」と言う気持ちから、何かしらの行動を取ることができます。
1度しか転職先のパンを食べたことがない人が
「御社のパンが本当に大好きで応募しました」と言っても、面接官の人は
「本当に好きなの?」
「1回食べて何が分かったの?」
このような気持ちになる面接官もいるはずです。
しかし、何度もパン屋に通い実際に自分でパンを作った人が
「御社のパンが好きで何度も通わせて頂きました。
実際に自分でパンを作ってみたのですが、どうしても御社のようにふっくらと焼きあがりませんでした」
このような1文が志望動機の中にあった場合、面接官はどのように感じるでしょうか?
この1文から、次の2つのことが分かります。
- 実際に自分のパン屋に何度も来た
- 実際に自分でパンを焼いた
今までの経験ももちろん大切ですが、このように、転職するために実際に行動したということが大切になります。
これは分かりやすくパン屋さんの例で紹介しましたが、店舗を利用できない職種でも、実際にその会社が提供しているサービスを利用してみたり、支店があれば様子を事前に見に行くなど、実際に行動することで分かることも多くあります。
いくら口だけで言っても、実際の行動が伴っていなければ伝わらないこともあります。
志望動機であなたが実際に行動したことを伝えれば、必ず評価してくれるはずです。
第三者に自分の志望動機を確認してもらう
パン屋のように、志望動機を書くことに迷った時は実際に行動していくことで「志望動機=その会社で自分がやりたいこと」が見えてきます。
その自分がやりたい事・出来る事をそのまま伝えれば問題ありませんが、面接などでは自分の志望動機を思うように伝えられないこともあります。
志望動機の書き方や伝え方は何度も繰り返し練習することで、より良いものになっていきますが、その練習の時に第三者に確認してもらいながら練習することで、成長の度合いを早めることができます。
志望動機の確認には、家族や友人など、身近な人に確認してもらうことも有効ですが、転職の専門家である転職エージェントに添削・修正をしてもらうことをおすすめします。
志望動機は転職活動の中でも、転職の成否に関わる重要な部分となるため、どの転職エージェントも志望動機のサポートには力を入れています。
数ある転職エージェントのの中でも、志望動機のサポートにおすすめの転職エージェントがリクルートエージェントになります。
リクルートエージェントは業界NO1の求人数を持つ転職エージェントになりますが、東京ではほぼ毎日実施している「面接力向上セミナー」が、志望動機のブラッシュアップにとても役立ちます。
もう面接は怖くない!?リクルートエージェントの面接力向上セミナーに行ってきました! |
セミナーで取り組む主な内容は下のようになりますが、面接で面接官が何を一番聞きたいのかを突き詰めていくセミナーとなるため、なぜ我が社を選んだのかという志望動機について深く掘り下げていくことになります。
- 面接の役割を理解する
- 面接準備でやるべきこと
- 面接本番で気をつけるべきこと
- 求人票の読み解き方
- 面接官の考えていることを考える
- 1次面接と最終面接の違い
- 逆質問の利用方法
セミナーの参加は下のリクルートエージェント公式サイトから登録後に申し込むことができますので、転職で志望動機がはっきりせず、今の状況を何とかしたいと考えている人は、是非参加してみて下さい。
まとめ
転職の志望動機について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
志望動機は転職活動の中でも転職の成否に関わる重要な部分になります。
志望動機をしっかりと伝え、あなたが希望する仕事に転職できることを願っています。